日テレ女子アナ内定取り消し訴訟 一転採用へ

[ 2015年1月8日 05:30 ]

笹崎里菜さん

 日本テレビのアナウンサー採用が内定した後、東京・銀座でのホステスのアルバイト経験を理由に内定を取り消された東洋英和女学院大4年生の笹崎里菜さん(22)が地位確認を求めた訴訟の和解協議で、日テレ側が一転して採用の意向を示していることが7日、原告側弁護士への取材で分かった。

 東京地裁が近く、採用を前提にした和解案を提示する予定で、双方が受け入れれば、今週中にも和解が成立する。

 7日の和解協議後、取材に応じた原告側弁護士は「アナウンサーとして採用するという、我々の望む方向で和解すると思う。アナウンサーとして活躍する道筋は十分ある」と話した。日テレ側が歩み寄りを見せたことには「和解が成立すれば、同社の判断に敬意を表したい」とした。

 日本テレビ広報・IR部は「裁判が進行中なので現時点でのコメントは控える」としている。

 内定取り消しによって笹崎さんが受講できていないアナウンサー研修について、笹崎さん向けにどのようなプログラムを今後つくっていくのか、協議しているものとみられる。

 訴状によると、笹崎さんは今年4月からの入社が内定していたが、人事担当者に「クラブで短期のアルバイトをしたことがある」と昨年3月に伝えたところ、「アナウンサーには高度の清廉性が求められる」などの理由で内定取り消しを通知された。

 ◇経過◇
 ▼13年9月5日 日テレのアナウンスセミナーに参加。「自己紹介シート」の職歴欄にクラブでのバイト歴を記載せず
 ▼同12日 採用内定通知を渡され入社の誓約書に署名押印
 ▼14年3月18日 人事担当者にモデルのバイトの写真使用について相談するとともに、クラブでのバイト歴を報告
 ▼同20日 人事担当者から「人事としてあなたを守ります」
 ▼同25日 人事担当者から「上に上げたら問題になった」
 ▼4月2日 「傷がついたアナウンサーを使える番組はない」と内定辞退を促される
 ▼5月2日 人事局長名義の文書で「ホステスとして就労していた経歴は、アナウンサーに求められる清廉性にふさわしくない」
 ▼同28日 採用内定取り消しの通知
 ▼10月9日 提訴
 ▼11月14日 第1回口頭弁論で、日テレ側は争う姿勢を示す
 ▼12月26日 日テレ側が和解案を提示

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