オリ・中嶋監督 記録的惨敗も「負けは負け。逆に明日、切り替えてやりやすくなるかなと」

[ 2024年5月30日 05:45 ]

交流戦   オリックス0-14広島 ( 2024年5月29日    マツダ )

<広・オ>オリックス・田嶋(撮影・奥 調)
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 オリックスが広島に記録的惨敗を喫し“一線”を越えた。セの首位チームに投打で圧倒され、中嶋政権最多の14失点で4連敗。借金も就任後最多の8に膨らみ、球団の過去優勝年の最多借金だった22年の7を超えた。

 「相手投手がめちゃくちゃいいんで、僅差で止めないといけないところをああいう形になったら難しい」

 先発の田嶋が序盤から失点を重ね、中継ぎ陣も炎上する展開に、さすがの指揮官もなすすべがなかった。首位・ソフトバンクとの12差は、すでに過去の優勝年の“デッドライン”だった11・5差を超えており、数字上では“V率0%”の窮状。山崎が上半身の不調で登録抹消、紅林も体調不良でベンチ外となるなど、踏んだり蹴ったりだった。

 ただ3連覇も順風満帆に達成したわけではない。しぶとさが身上の中嶋バファローズ。「0―1でも、ノーヒットノーラン、完全試合をやられても負けは負け。逆に明日、切り替えてやりやすくなるかなと思います」と、気丈に前を見据えた。(山添 晴治)

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