元広島育成1m90右腕・中村来生がマーリンズとマイナー契約「挑戦を続けていきたい」球団公式サイト発表

[ 2024年5月19日 09:51 ]

広島時代の中村来生
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 昨季まで広島に育成選手として所属した中村来生(らいせい)投手(21)がマーリンズと17日(日本時間18日)にマイナー契約を締結した。マーリンズの球団公式サイトが発表した。

 中村は高岡第一(富山)を経て21年育成ドラフト3位で広島に入団。支配下登録されずに昨年10月に戦力外通告を受けた後は、米アリゾナ州を拠点に活動する“トラベリングチーム”「アジアンブリーズ」に参加。6試合で6回無失点、4三振と好投し、アピールに成功していた。

 右のオーバースローの中村は1メートル90、78キロの体格から投げ込む平均2400回転を超える直球、スライダー、フォークを武器としている。

 20日午前に都内で記者会見が開かれ、中村、アジアンブリーズのアレックス・ラミレスGM、オンラインでマーリンズのオズ・オカンポGM補佐が出席する。

 中村来生は「マイアミ・マーリンズさんに新たな機会を頂いたことに感謝いたします。改めて、身の引き締まる思いです。カープでの経験、これまでサポートを頂いた方々のアドバイスを活かしながら、挑戦を続けていきたいと思います」とコメント。

 アジアンブリーズの色川冬馬CEOは「この度、中村来生投手がアジアンブリーズから新たな道を切り拓いて下さいました。日本やアメリカの独立リーグという選択肢もありましたが、成長過程にある彼の現状を考えると『勝つことのプレッシャーの薄い環境』でプレイを続けて欲しいと考えていました。アメリカMLB30球団では、それぞれ独自の育成システムが御座います。その環境のなかで、大きく彼らしく成長して欲しいと期待しております」と語った。

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