広島の開幕投手・九里 8戦目でやっと勝った! 女房役・坂倉が好リード&3号含む4安打でアシスト

[ 2024年5月19日 06:00 ]

セ・リーグ   広島4ー3巨人 ( 2024年5月18日    マツダ )

<広・巨>試合後、ファンにあいさつする今季初勝利の九里(左) (撮影・西川 祐介)
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 広島は18日、巨人戦(マツダスタジアム)に勝利し、今季最多の貯金2とした。開幕投手を務めた先発・九里亜蓮投手(32)が5回1/3を2失点の粘投で、8試合目にして今季初勝利を挙げた。女房役の坂倉将吾捕手(25)が6回の3号ソロを含む4安打1打点など攻守両面で支えた。連勝のチームは、2位・巨人に0・5差に迫った。

 九里は、あふれそうになる涙をグッとこらえて、初勝利の喜びをかみしめた。

 「本当になかなか勝てなくて苦しかった。(勝てて)良かった」

 今季初のお立ち台。スタンドを赤く染めたコイ党から温かい拍手を送られ、「みなさんの声援が力になっています」とこうべを垂れた。8試合目の登板でようやく負の連鎖を止めた背番号11は、ウイニングボールを手に、笑顔を見せた。

 この日も2回に2点を失って劣勢に立ったが、踏みとどまった。秋山から「自分のリズムでどんどん投げ込んで」と声を掛けられ、力をえた。3回以降の粘りの投球につなげると、その姿に打線が呼応。この試合前まで自身の登板日は4試合連続で無得点と援護に恵まれない試合が続いていたが、ようやく重い扉が開いた。

 「一試合、一試合、自分の投球をするだけと思ってやってきた。家族も家では、野球のことを考えないように気を使ってくれていたと思う。感謝しています」。毎試合、球場に駆けつけてくれる家族に、やっと勇姿を届けることができた。

 グラウンド内では、女房役の坂倉に支えられた。試合前までの打率・172が物語る通り、正捕手の不振は深刻を極めていた。それでも3試合ぶりの先発出場で意地を見せた。

 「とにかく(九里さんに)勝ちをと思っていた。野手として何とか、勝てるような試合をしようと入った」

 思いが実を結んだ。2回無死一塁では、打った瞬間は平凡な二ゴロに思えた打球が、二塁手・吉川の前で大きくイレギュラー。ラッキーな形でHランプをともして波に乗った。4回1死では右前打。そして、3―2の6回だ。大江のスライダーを右中間席最前列へ。4月16日DeNA戦以来、出場15試合、59打席ぶりの3号ソロ。8回にも右前打を放ち、今季最多の4安打をマーク。開幕投手に白星を届けたい一心が、自らの復調にもつながった。不振の中、「やってもらわないといけない選手だし、やれる選手だと思っている」と揺るぎない信頼で起用を続けてくれる新井監督の期待にも応えた。

 「たくさんの選手が控えている中で調子が悪くても使ってもらっているのは感謝しないといけない」と坂倉。バッテリーそろって底は抜けた。あとは上昇あるのみだ。(長谷川 凡記)

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