阪南大主将・広岡が意地の先制V2ラン「迷惑かけたので…」V逸も不振脱却へ希望の一発

[ 2023年4月24日 18:51 ]

近畿学生野球連盟春季1部リーグ戦   阪南大8―1奈良学園大 ( 2023年4月24日    南港 )

<阪南大・奈良学園大>初回に先制2ランを放った阪南大・広岡寿将
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 阪南大が2本塁打を含む9安打8得点を挙げて、奈良学園大を8―1の7回コールドで下した。今節の連勝で勝ち点は2となった。

 「3番・中堅」で先発した主将・広岡寿将(4年)が口火を切った。2ボールからの高め直球を強振し、左中間席への先制2ランを決めた。

 「ここまでチームに迷惑をかけてきたので、ここぞという場面でチームを引っ張ることができて良かったです」

 開幕から5試合を終えた時点で18打数2安打(打率・111)の不振。「3番打者としての重圧や主将としての責任感から気負い過ぎて形が崩れていた」。肩の力を抜くことを意識すると、直近3試合で11打数8安打と復調につながった。

 試合前に大阪公立大のリーグ優勝が決定して迎えた一戦だった。ナインに「勝ち切るぞ」と呼びかけて鼓舞し、自身のバットで勇気づけた。

 「相手の優勝は決まったけど、自分たちが一戦一戦集中して臨めば、一つでもいい順位で終わることができる。昨秋は最下位という苦しい思いをしたので、リーグ戦の最後までその思いをぶつけたいです」

 昨秋は最下位に終わったものの、今春は勝ち点2を挙げて和歌山大と並ぶ2位につけている。垣下真吾監督は「下克上をスローガンに掲げてきた。一つでも上の順位で終われるように、最後までやり切りたい」と先を見据えた。

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2023年4月24日のニュース