「このままじゃまずい」“練習嫌い”のダルビッシュに訪れた転機「ああ、なりたい」刺激受けた先輩右腕

[ 2024年5月20日 12:45 ]

ナ・リーグ   パドレス9-1ブレーブス ( 2024年5月19日    アトランタ )

ブレーブス戦で日米通算200勝を達成したパドレス・ダルビッシュ(ロイター)

 パドレスのダルビッシュ有投手(37)が19日(日本時間20日)、敵地でのブレーブス戦に先発。7回2安打無失点と好投し、今季4勝目を挙げ、史上3人目となる日米通算200勝を達成した。試合後は自身に訪れた「転機」を語った。

 甲子園で知名度を上げ、東北高から04年ドラフト1巡目で鳴り物入りで日本ハムに入団。ただ、入団時は「本当に練習したくない人だった」と自負するように“練習嫌い”だった。

 意識が変わったきっかけとして「プロ2年目のヤクルト戦で全然ダメで。(味方が)7点くらい取ってくれて、(捕手の)鶴岡(慎也)さんも珍しくホームランを打ってくれて、それで4回2/3で、7-6くらいで降りた」と味方打線の援護にもかかわらずふがいない投球をしたと回想した。

 その試合後、「東京ドームホテルに戻って、“このままじゃまずいな”と思って」と一念発起。「そこからちゃんとサプリメントの会社に連絡して“来てください”と教えてもらって」と真剣に体づくりに取り組むようになったという。

 当時の心境として「もう(このままでは)無理だと思いましたね。このまま結局、ズルズルいって1軍半とか、そういうのになると(自分で将来像が)見えたので」とダメな自分に気付いたという。

 また、「その時に(球界)トップだった(西武の)松坂(大輔)さんが、カットボールで149キロとか投げていて“ああなりたいな”と思ったのがきっかけですね」と松坂のボールにも刺激を受けたことがきっかけで、“練習嫌い”を克服。トレーニングに励み、200勝という大台に辿り着けたと振り返った。

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