広島 春季キャンプ打ち上げ 新井監督「あっという間」「100点って言えばいいですか?」

[ 2023年2月28日 12:48 ]

キャンプを打ち上げ拍手する広島・新井監督(左から3人目、中央は選手会長の大瀬良(撮影・奥 調)
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 広島・新井貴浩監督(46)が28日、沖縄県沖縄市の「コザしんきんスタジアム」で春季キャンプを打ち上げた。宮崎県日南市での1次キャンプを通じた1カ月間を「あっという間」と振り返り、「100点」と採点。捕手に復帰した坂倉将吾捕手(24)の好発進を強調するなど一定の手応えをにじませた。一問一答は次の通り。

 ――監督として初の春季キャンプだった。
 「充実したキャンプでしたし、あっという間でした。選手をしっかり見ようと。そしてコミュニケーションをたくさん取ろうというキャンプだったんですけど、一日一日が本当にあっという間に過ぎていって、気がつけばキャンプが終わっていたという感じですね」

 ――想像していたこと比べて。
 「どうですかね。キャンプ前から想像していなかった。一日一日を大切に、しっかり選手をみたいなと思っていた。気付いたら終わっていたという感じですね。

 ――開幕投手は大瀬良に決めた。
 「彼も日南第1クールからスゴくいい状態というのは見ていて分かりましたから。彼のプランニング通り来ていると思う。まず投げている球の強さ、特に真っすぐが昨年とまったく違いますので、本当に期待しています」

 ――どのような思いで伝えた。
 「今シーズンの第1球を投げることは投手にとっては名誉なこと。本人も並々ならぬ意欲を持っていますし、期待しています」

 ――野手陣の競争は。
 「ベテラン、レギュラークラスは順調な仕上がりだな、と。実戦形式、練習試合を含めて若手は最初の方はうまく対応できていなかったんですけど、2試合前からしっかりとスイングできるようになってきたなと感じています」

 ――あえて名前を挙げると。
 「あえて名前を挙げません」

 ――リリーフ陣の競争は。
 「いいと思いますね。みんないい球を投げていると思います。ただ、対外試合になると相手がいて結果も出る。その次の登板で修正して開幕までに仕上げていってもらいたい」

 ――機動力野球も目指して取り組んできた。
 「みんな走者ではボールに対して、いい反応をしているなと感じています。足が速い選手だけじゃなく、そんなに足が速くない選手でも何かあったら次を狙うという姿勢は感じています」

 ――捕手・坂倉は。
 「思っていたより、早く階段を上がっているのかなと見えますね。最初はスゴく苦労するスタートになるんじゃないのかなと思っていたけど、キャッチャーとしての上々のスタートを切れたんじゃないかな。これから、いろいろな課題であったり、やっていかないといけないことは出てくると思う。まだ1カ月しかたっていないけど、“キャッチャー坂倉”としていいスタートが切れているんじゃないかな」

 ――点数を付けるなら。
 「何点ですかね。100点って言えばいいですか? じゃあ100点で」

 ――3月はオープン戦も本格化。
 「レギュラークラスの選手はまずケガなく、順調に開幕に向けて仕上げてもらいたい。若い選手は、主力クラスが試合に出てくると打席数も減ってくる。投手のイニング数もそうなってくる。チャンスがどんどん少なくなってくると思うけど、その少ないチャンスの中でどういうものを見せてくれるのか。期待したい。いつも言っているように結果だけは見ていない。いろんなところを見ていきたい。

 ――レギュラーや継投の形を固める時期は。
 「早く固めたい。固まるに越したことはないけど、開幕までには決まらないと思っている。シーズン入ってからも、その場所でいい選手を起用して、シーズン入っても競争は続いていく」

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2023年2月28日のニュース