【虎番アレコレ】「強い」という言葉2度使った阪神・近本 自信のキャンプ一本締め

[ 2023年2月28日 06:00 ]

客席に手を振る近本(撮影・岸 良祐) 
Photo By スポニチ

 阪神・近本は哲学者然とした雰囲気を持つ選手だ。発言にこだわりを持つ。選手会長就任1年目の21年は、キャンプを締めるあいさつで「今年から黄金期に入る」と言ってチームを鼓舞し、昨年はチームスローガンの「イチ」にかける思いを熱弁し、一丸の精神を訴えた。

 就任3年目の今年は「去年の経験を経て強くなっている」「新しい監督のもとで強いチームで戦う」と、「強い」という言葉を2度使った。「去年、苦しさを味わった選手が多い。そこに若い子がどんどん入り、強くなっていることをすごく感じた。監督が代わり、さらに強いチームで戦うことを伝えたかった」。悪夢の開幕9連敗の悔しさに、新しいエッセンスを掛け合わせ、俺たちは強くなった――。パンと響いた一本締めに、自信があふれていた。

続きを表示

2023年2月28日のニュース