カブス誠也、侍ジャパン無念の辞退に「残念の一言。すごくショック」 ファンへ謝罪も「申し訳ない」

[ 2023年3月1日 03:26 ]

悔しさをにじませ、囲み取材に応じる鈴木(撮影・光山 貴大)
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 カブスの鈴木誠也外野手は28日(日本時間1日)、アリゾナ州メサのキャンプ施設で会見。左脇腹の痛みでWBC出場辞退となったことについて「残念の一言。本当に悔しい。そこに合わせてずっとやってきた。日本のチームでやることもすごく楽しみだったし、すごくショック」と無念の思いを口にした。

 左脇腹に違和感を覚えたのは25日のフリー打撃中だったそうで痛みは徐々に増していったという。初めて痛めた箇所であり戸惑いも大きく「くしゃみができなかったぐらい痛かった。まだ痛み自体はある。まずそこをとっていかないと」と鈴木。球団は左脇腹の症状の程度を「MODERATE」と発表し、それ以上の詳細には触れなかったが、医学用語辞典などによれば、モデレートは筋肉の部分断裂、グレード2に相当し全治6週間の表記もある。鈴木も焦りは禁物とし「なかなか治りづらい場所。ぶり返すことが結構ある箇所。開幕にあえばベストだが、そこばかり目指して焦ってシーズン途中で離脱というのは絶対嫌。しっかり治してからやりたい」と、開幕には拘らない考えを明かした。

 侍ジャパンでは打線の中軸を期待され、右翼の高い守備力も欠かせない存在だったが、まさに無念の離脱。鈴木はファンへ「日本のファンの皆さんの前でやれるチャンスがあったのですごく楽しみにしていた。こういう形で離脱となりすごく申し訳ない。他に日本代表で頑張る選手もたくさんいる。しっかり応援してもらいたい」のメッセージを残し、侍の同僚たちへは「僕は応援することしかできない。しっかりテレビの前で応援したい」と話した。

 デービッド・ロス監督は「再発は避けたい。先の目安を立てるのは理にかなっていない。彼には完治してもらいたい。開幕に間に合えばいいが2週間遅れでもいい。シーズン中に心配しなくていいようにしっかりコミュニケーションをとっていく」と話した。

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