日本ハム・新庄監督の「追試」　9人目の合格者は野村　新球場の開幕4番も決定的に

笑顔でストレッチをする松本剛（左）と野村
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　日本ハムは沖縄・名護での春季キャンプを打ち上げ、新庄監督が「追試」の合格者に野村を挙げた。指揮官は「1年間のトライアウト」と題した昨季の合格者を投手3人、野手5人の計8人としていたが「野村君がいいかな。やっぱり」と、9人目の合格者とした。

　昨季は93試合に出場し打率・279をマーク。しかし、昨春キャンプで右足首を捻挫して出遅れ、8月には左腹斜筋肉離れで約1カ月間の離脱。指揮官は「ケガする選手は（合格者に）入らないよね。やっぱり、シーズン通して最低でも規定打席をクリアしてないと」と、不合格として奮起を促していた。

　新庄監督は今キャンプの実戦全13試合に4番で起用。チームで唯一フルイニング出場した野村は、打率・391、2本塁打、9打点と期待に応えた。新球場エスコンフィールド北海道で迎える開幕戦の4番出場も決定的となった22歳。「4番としてその座を誰にも譲らず、フル出場を目指していきたい」と息巻いた。（清藤　駿太）