阪神ドラ5・戸井、高卒同期4人の絆を“繋”ぐ!「お互い高め合う存在」 将来はみんなでチーム引っ張るぞ

[ 2023年1月7日 05:15 ]

天理高のメッセージボードを手に入寮する阪神ドラフト5位・戸井零士(球団提供)
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 阪神ドラフト5位の戸井(天理)は、仲間をつなぐ存在になる。高校のチームメートからもらったメッセージボードを手に入寮。大きく書かれた「繋」は、チームスローガンの「つなぐ」を漢字で表したもの。高卒の同期4人をまとめ、将来、同世代でチームを引っ張る青写真を描いた。

 「切磋琢磨(せっさたくま)してお互いを高め合う存在だと思うので、v」

 1メートル81、83キロで高校通算13本塁打の大型遊撃手。高校時代、元阪神の中村良二監督から「野球人」としての振る舞いについて、こんこんと諭された。

 「野球の技術を上げるためには、人間性を磨かないといけないと、一番学びました」

 恩師の教えを体現し続けただけでなく、チーム一の練習量でも仲間の信頼を集め、名門のキャプテンを任された。タテジマのユニホームを着てもリーダーシップを貫く方針だ。

 「チームから頼られ、戸井ならやってくれるという存在になりたい」

 同じ奈良県の智弁学園を出た、強打の前川に尊敬の念を抱く。寮生活で「バッティングの飛ばし方とか、どんな生活なのか聞いてみたい」とプランを温める。「忍耐 苦しまずして栄光なし」という刺しゅうが入ったグラブを手に、責任も期待もプレッシャーものみ込んで、レギュラーをつかむ。(倉世古 洋平)

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2023年1月7日のニュース