日本ハム・根本 チェンジアップ進化で自身最多勝誓う

[ 2023年1月7日 06:00 ]

太平洋をバックに坂道ダッシュを行う根本
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 日本ハム・根本が“聖地巡礼”から勝負の3年目をスタートした。6日、故郷の北海道白老町にある虎杖浜神社で自主トレを公開。79年公開の映画「男はつらいよ 翔んでる寅次郎」のロケ地で、幼少期から神社の階段や横の坂道、砂浜を走って足腰を鍛えてきた。「虎杖浜を走ると(子供の頃を)思い出します」と、初心に戻って下半身をいじめた。

 3年目へ課題は明確だ。勝負球の直球、スライダーを生かすため、昨春にチェンジアップを習得した。しかし割合は全体の49・2%を占めた直球に比べ、新球はわずか8・7%で「調子が悪い日は投げられなかった」。被打率も・263と持ち球で最も高く、精度向上の必要性を痛感した。

 理想はオリックス・宮城のチェンジアップ。「凄くいい抜け方をしている。(宮城のように)シュートしてちょっと落ちてくれれば、ファウルとかゴロになる」。昨年末からブルペンではチェンジアップを中心に投げ込み「ラインの出し方。こう投げれば、こう行くという感覚を養うために投げている」と課題克服を図ってきた。

 昨季は謙虚に「3勝くらいできれば」と語りながら目標を達成。今季の目標を問われると「1年間投げることを目標に、結果的に7、8勝できれば」と宣言した。控えめな性格からも“チェンジ”し、投手陣の先頭に立つ。(清藤 駿太)

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