オリ・野口が“救助”しまっせ　マルチな活躍見せる「どこでもやれる心の準備はしておかないといけない」

大阪市消防出初式に参加し、手を振る野口（左から2人目）（撮影・平嶋　理子）
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　背番号「9」がチームをレスキューする。オリックスの野口が6日、大阪・南港北で「大阪市消防出初式」に参加。C大阪・北野らとパレードで会場を練り歩き、防火、防災を訴えた。3年ぶりの有観客開催で会場に約1万人が詰めかける中、陸海空が一体となった大規模な訓練を初めて見た野口は「訓練でも緊張感があふれ出ていた。すごい」と目を丸くした。

　昨季は新人ながら遊撃、二塁、三塁、右翼、中堅と5つのポジションを無難にこなし、今季もマルチな活躍が期待される。打撃強化で本職・遊撃の定位置奪取が一番の目標だが「どこでもやれる心の準備はしておかないといけない。救助っていう感じで」ときっぱり。消防のように、いざというときに頼れる男になるつもりだ。（中澤　智晴）