巨人・戸郷「ユーティリティー侍」に意欲 WBCで第2先発の役割「違和感はない」

[ 2023年1月7日 05:30 ]

母校の聖心ウルスラ学園で自主トレを公開した巨人戸郷(球団提供)
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 WBCの侍ジャパン入りが決まった巨人・戸郷が、「ユーティリティー侍」に意欲を見せた。本戦では第2先発としての役割が期待されるが「経験を積ませてもらっているので、違和感はない」と自信を口にした。

 プロ4年間でシーズンの中継ぎ登板は2試合だが、19、20年の日本シリーズ、21年のCSでは中継ぎをこなした。昨年11月に行われたオーストラリアとの強化試合第1戦では、5回から2番手で登板し4回1安打無失点、7奪三振と好投した。

 宮崎県延岡市の母校・聖心ウルスラ学園で行っている自主トレを公開した右腕。「1週間ちょっと早く仕上げようと思っています」と今月中旬からはWBCで使用される大リーグ公式球でブルペン投球を行う予定だ。

 大谷、ダルビッシュら、メジャーで活躍する先輩とのプレーも待ち遠しい。「ボールの感触、打者のデータ、変化球、調整法などたくさん学べるところがあると思う」と質問攻めにする構え。国際大会では鍵となる球数制限については「何球か決まっていれば、もっと出力も出せる」とプラスに捉えている。

 「数々の名誉ある選手がたくさん出ている大会なので、そこの輪に入れることは光栄に思う。凄く楽しみ」。度胸満点の22歳は、どんな場面でもフル回転し、日本の3大会ぶりの世界一に貢献する。(川島 毅洋)

 ≪初の開幕投手「やりたい」≫5年目のシーズンを迎える戸郷は、初の開幕投手に意欲を見せた。原監督が昨年まで5年連続で務めた菅野と若手の競争を求める中、「先発をしている上で一番名誉なこと。選ばれたらしっかり調整していきたい。何年も連続でやりたい」と語った。今季の目標には沢村賞を挙げ「昨年より一つ、二つ抜けた成績を目標に頑張ろうかなと思っています」とした。

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