オリ・田嶋、救援陣の負担減らす8回2失点で屋外球場8連勝!今季2度目5連勝導き首位・西武に1差 

[ 2022年8月1日 04:45 ]

パ・リーグ   オリックス5―2ロッテ ( 2022年7月31日    ZOZOマリン )

<ロ・オ>5回のピンチを無失点で切り抜けた田嶋(左)は若月とグータッチ(撮影・沢田 明徳)
Photo By スポニチ

 オリックスが投打のヒーローの活躍で今季2度目の5連勝を飾り今季最多の貯金4だ。勝利後の中嶋監督の舌も滑らかだ。

 「(田嶋が8回まで投げてくれたのは)本当に大きいと思います。要所で山足が、いい守備をしてくれてね。きょうは“山足デー”ですね。違いますか」

 投の主役は田嶋だ。初回荻野に先頭弾を許し2回も1点を失ったが、「野手の方は連日頑張っている。週1回の僕がヘマするわけにはいかない。アドレナリンが出た」。右打者の内角をえぐるクロスファイアを軸球に8回2失点で7勝目。自己最長6連勝で、これで屋外球場は今季6戦6勝、昨年9月16日の楽天生命から8連勝だ。

 救援陣は平野佳がコロナ陽性で離脱中。チームは3連投を解禁しておらず代役のワゲスパックもベンチを外れていた。「投げられる人が少ないのは頭にあった」と田嶋。ブルペンの負担を軽減した快投は価値があった。

 今季初めて「1番・二塁」に抜てきした山足が攻守に躍動した。0―2の3回1死無走者で中前打を放ち一挙3点を演出する反撃の口火。守備でも魅せた。3―2の5回2死二塁、高部の中前へ抜けようかという打球を好捕すると、二走・藤岡のオーバーランを見逃さず三塁へ、ワンバン送球し窮地を救った。「久しぶりのスタメン。チャンスをつかめなければ今年はないくらいの覚悟で臨みました。監督が山足デー?素直にうれしいです」。

 2日から1ゲーム差で追う首位・西武との3連戦(ベルーナドーム)。指揮官は「どうにか1個ずつ勝って貯金を増やしていく」。中嶋オリックスが「混パ」の主役となりそうだ。(湯澤 涼)

続きを表示

2022年8月1日のニュース