西武・森が帰ってきた!“ワイルドユニ”で獅子奮迅 4安打3打点で連敗止めた

[ 2022年7月23日 05:20 ]

パ・リーグ   西武9ー4楽天 ( 2022年7月22日    ペルーナD )

<西・楽>8回、適時二塁打を放ち喜ぶ森(撮影・尾崎 有希)
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 西武は22日、楽天に9―4で勝利し連敗を3でストップ。正捕手の森友哉捕手(26)が4安打3打点をマークするなど攻守で貢献した。この日から夏の大型企画「ライオンズフェスティバルズ2022」が始まり、ナインはカーキ色を基調とした「WILDWILDユニホーム」を着用。しゃく熱のサバンナをイメージした戦闘服で白星をもぎ取った。

 この暑さ、まさにサバンナ級。酷暑のベルーナドームで森がアフリカの草原を駆けるライオンのように疾走した。8回1死二塁。鋭い打球が右翼の頭上を越えた。一気に二塁に達し、表情を緩める。昨年8月17日のロッテ戦以来の1試合4安打で3打点。躍動した。

 「今日は得点圏の打席が多かった。大振りをせず、コンパクトにというのを意識した」

 寝違えによる首の違和感から復帰しDHで3試合ぶりの先発出場。欠場中のもやもやをバットで晴らした。初回1死三塁で先制の左前打。2回2死二塁では「追加点を取れて良かった」と2打席連続適時打を右前に運んだ。7回は二塁へのゴロで激走して内野安打にするなどダイヤモンドを存分に駆け回った。

 森らは「ワイルド」に変身した。この日から夏の大型企画「ライオンズフェスティバルズ2022」がスタート。ナインが着用した「WILDWILDユニホーム」はカーキ色を基調に大自然のワイルドさ、ライオンの棲息地であるしゃく熱のサバンナをイメージしたもの。夏の暑さで知られるベルーナドーム。森は大粒の汗をしたたらせながら、打って、走った。

 ライオンではないが「小さい頃から犬が大好き」と動物を愛する森は、夏も大好きだ。大阪桐蔭では夏の甲子園を制覇し、真夏の祭典の球宴では過去2度もMVPに輝いた。打撃の調子も急上昇。6月28日の打率・183から同・254と1カ月弱で7分以上も上げた。7月は57打数20安打で打率・351。気温の上昇とともに夏男が輝きを取り戻した。

 チームは連敗を3で止め、首位・ソフトバンクとの1ゲーム差を維持。辻監督は「これを着て初日に勝った。縁起がいいとなれば気分が違う」と力を込める。ワイルドな戦闘服を身にまとって快勝。百獣の王は鷹の背中をロックオンしている。(鈴木 勝巳)

 ▼西武・辻監督(4安打の森について)4番の山川の前で森が働いてくれるのが一番、得点になりやすい。

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