啓新が福井4強一番乗り! 6回から救援の松宮碧久が4回0封

[ 2022年7月23日 15:24 ]

第104回全国高校野球選手権 福井大会準々決勝   啓新8―3敦賀 ( 2022年7月23日    福井県営 )

<敦賀・啓新>6回から救援し4回無失点と好投した啓新・松宮碧久
Photo By スポニチ

 19年の選抜に出場した啓新が、福井大会4強一番乗りを決めた。

 2回までに6点の大量リードを築いたが、5回に3点を返される重苦しいムード。吹き飛ばしたのは6回から救援した背番号11の左腕・松宮碧久(3年)だった。4回2安打無失点で、四死球もゼロ。流れを呼び戻し、9回にはダメ押しの2点を味方が奪って勝負あった。

 「自分で流れを変えてやる、という気持ちで、とにかく3人で切るということを意識して投げました」

 昨冬から、平昌五輪女子スピードスケートのマススタートで金メダルを獲得した高木菜那らを指導した飯山晄朗氏をメンタルコーチに招き、そこから松宮の心の持ち方が変わったという。大事にしているのは「できない自分を隠すのではなく、弱さを自覚して思い切りやる」ということ。この日も思い切り腕を振って6奪三振。春季北信越大会では背番号1を付けたほどの実力が開花しつつある。

 次戦の準決勝は敦賀気比―丹生の勝者。どちらが勝ち上がってきてもかなりの強豪になるが「こっちにリズムが来るように、3人で切ってどんどんストライクを取るだけ」と頼もしい。初の夏の聖地へ、強力投手陣で扉をこじ開ける。

続きを表示

2022年7月23日のニュース