今秋ドラフト候補の大産大付・川口咲斗は初戦敗退「自分の弱さが出ました」プロ志望届提出を明言

[ 2022年7月10日 14:00 ]

第104回全国高校野球選手権大阪大会・1回戦   大産大付1―5関西創価 ( 2022年7月10日    大阪シティ信用金庫スタジアム )

<大産大付・関西創価>大粒の汗を流しながら取材に応じる大産大付・川口咲(撮影・平嶋 理子)
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 今秋ドラフト候補に挙がる大産大付の最速144キロ右腕・川口咲斗(3年)が「9番投手」で先発。8回2/3、139球を投げ6安打3失点と粘ったが、逆転負けを喫し1回戦で姿を消した。

 「制球がうまくいかなくて、前半はチームメートに助けてもらった。何とか後半、カバーしたいと投げ続けましたが、気持ちばかりが先走ってしまい自分の弱さが出ました」

 序盤3回で6三振を奪ったが、5回までで6四死球。球に勢いはあったが、制球に苦しんだ。5回、同点に追いつかれると、8回には勝ち越され、9回2死三塁から暴投で3点目を奪われたところで無念の降板。最後の夏は幕を閉じた。

 試合後、最後のミーティングの前にはうなだれていたがその後は前を向き、プロ志望届を「出します」と明言。この日も阪神、巨人など4球団のスカウトが視察。「高校野球は終わってしまうんですけど、野球人生としては通過点だと思う。大阪で一番(実際は2番目)早く夏が終わってしまったので、人よりも練習する時間が増えたとポジティブに捉えたい」と背番号1は気丈に話した。中日、ソフトバンクで活躍した田上秀則監督も「メンタル面、体力面にそれぞれ課題はあるが、上(のレベル)に行ってやるだけのポテンシャルは持っている子」と表する逸材が、3カ月後のドラフト指名を待つ。

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2022年7月10日のニュース