巨人 救援陣が延長10回に4失点 最大貯金11→0に コロナ禍ヤクルトがセ界の貯金独占

[ 2022年7月10日 18:14 ]

セ・リーグ   巨人4―8DeNA ( 2022年7月10日    東京D )

<巨・D>10回、佐野に勝ち越し犠飛を許し、ガックリの高木(撮影・河野 光希)
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 巨人は4―4で突入した延長10回にリリーフ陣が打ち込まれて一挙4点を失い、1分けを挟んで3連敗。最大11あった貯金が再びなくなった。

 新型コロナウイルス陽性者多数で2試合連続中止となった首位ヤクルトとは13ゲーム差。巨人が貯金を使い果たしたため、ヤクルトは今月2日に続いてセ・リーグの貯金独占となった。

 4―4で迎えた延長10回。この回から登板した4番手左腕・高木は先頭・蝦名に右中間への二塁打を許すと、続く桑原の送りバントは打球を処理した一塁手・中田が三塁に送球して犠打野選となり、無死一、三塁のピンチ。続く佐野の右犠飛で勝ち越しを許した。

 さらに牧の三ゴロを岡本和が失策、関根の右前打で1死満塁。ここで原監督は高木に代えて同じ左腕の高梨を投入した。だが、代打・大和の中犠飛でDeNAに6点目が入り、2点差。さらに伊藤光には中堅フェンス直撃の2点適時二塁打を打たれてこの回一挙4失点となった。

 巨人は中7日で先発したエース菅野が7回で4点を失うも、4試合ぶりとなる150キロ超えをマークするなど123球と力投。打線は1―4で迎えた6回にポランコの12号ソロと大城の7号2ランで一気に3点を返して追いついた。

 4―4のまま迎えた9回は守護神・大勢が無失点。その裏の攻撃は先頭の丸がこの回から登板した相手5番手右腕・平田から右前打を放って出塁し、主砲の岡本和はこの試合5打数ノーヒットとなる遊飛に倒れて1死となったが、途中出場していた八百板が右前打を放って一、三塁のサヨナラ機を築いた。だが、中田が初球を叩いた遊直に一走・八百板が戻れず、併殺成立。巨人にとって今季7度目の延長戦に突入したが、悔しい敗戦となった。
 

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