オリックス・由伸 出た!!球団最速タイ159キロでねじ伏せた!!両リーグトップタイ9勝

[ 2022年7月10日 04:45 ]

パ・リーグ   オリックス3-1ロッテ ( 2022年7月9日    ほっともっと神戸 )

<オ・ロ>5回終了後打ち上がる花火を前にキャッチボールで調整する山本(撮影・後藤 正志)
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 2回1死、ロッテ・井上への2球目、内角高めを突いた1球が159キロを計測。オリックス・山本が自身の最速を1キロ更新し、昨年CSでのバルガス、16年のコーディエの球団最速に肩を並べ、球団日本人では単独最速だ。

 「スピードが出ていたので、ちょっと力んでいるのかなと気にもしましたが、良い力感で良い感じでいけました」。将来性を見いだしてくれた担当スカウトの山口和男アマスカウトグループ長が現役時代に計測した158キロを抜いたことには、笑みもこぼれた。「もうパパのような存在なのでうれしいです」

 4回に無死一、三塁から遊飛の間に1点を失ったが、8回1失点でリーグトップの9勝目。4連続を含む11奪三振で、ロッテ戦は今季4戦全勝となった。

 球速へのこだわり、160キロへの意識はある。「球の質を求めていってスピードが上がっていくのが理想。今やっているトレーニングを継続すれば、その自信はあります。まだ上がると思います」

 この日はスマートフォン向けアプリゲーム「ドラゴンクエストウォーク」とのコラボ試合。「小学校の時に友達から(ドラゴンクエストの)レベル99になる“方法”を教えてもらいましたが、3日で飽きました。普通にやった方が面白くて、その時に努力することに気づいたのかもしれません」。すでに日本球界のエース格だが、向上心の塊はまだまだ高みを目指して努力する。(畑野 理之)

 《西武、楽天には連勝継続中》山本(オ)が計測した159キロは19年プレミア12の侍ジャパンで投げた158キロを1キロ更新する自己最速。チームでは16年のコーディエ、21年CSのバルガスに並び、日本人投手最速となった。リーグ単独トップ9勝目で、ロッテ戦は今季4戦4勝。勝敗なしを挟まない同一カードの連続試合勝利4以上は西武戦6(21~22年)、ソフトバンク戦5(21年)、楽天戦4(21~22年)に続く4度目で、西武戦と楽天戦は現在も継続中。

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2022年7月10日のニュース