お見事!巨人・重信が9球連続ファウルで粘ったエスコバーの16球目を左前打 東京ドーム大盛り上がり

[ 2022年7月10日 17:16 ]

セ・リーグ   東京D ( 2022年7月10日    巨人―DeNA )

<巨・D>8回、安打を放ち、ガッツポーズする重信(撮影・河野 光希)
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 巨人の重信慎之介外野手(29)が16球粘った末にチャンスを広げる左前打を放ち、東京ドームのスタンドを大いに沸かせた。

 7回4失点で降板したエース菅野の打順に8回表から入り、右翼の守備へ。4―4のまま迎えた、その裏だった。2死走者なしから中山が中前打で出塁。ここでこの試合の初打席に入った重信はこの回から登板した相手4番手左腕・エスコバーと対峙(じ)した。

 すると、2ボールから9球連続を含む10球ファウルで粘り、フルカウントからの16球目、低めの155キロ直球を見事に捉えて左前打。一走・中山を三塁に進めてチャンスを広げた。

 速球派のエスコバーも3球目から14球連続で150キロ超の直球を投げ込み、重信と相手バッテリーによるプロらしい意地の張り合い。最後は粘りに粘った重信に軍配が上がった。

 16球目を安打にした重信の驚異的な粘りにスタンドからは大きな拍手。巨人ベンチも大盛り上がりだった。

 重信は二盗も決め、代打・石川が四球を選んで満塁としたが、吉川の痛烈な打球は中堅・桑原のダイビングキャッチという超ビッグプレーに阻まれ、巨人はこの回も無得点。エスコバーはこの回だけで44球を投げている。
 

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2022年7月10日のニュース