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日本ハム・大海 1点守りプロ2度目の完封勝利!「粗品の呪い」にも「13日の金曜日」にも負けなかった

[ 2022年5月14日 06:00 ]

パ・リーグ   日本ハム1―0ソフトバンク ( 2022年5月13日    札幌D )

<日・ソ>4回、中村晃を空振り三振に仕留め雄叫びをあげる日本ハム・伊藤(撮影・高橋茂夫)
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 何かを振り払うかのように、日本ハム・伊藤は力を振り絞った。1―0で迎えた9回2死二塁。「最後の最後にヤマ場でしたけど、何とか気合で投げ切りました」。最後は中村晃を138キロのカットボールで二ゴロに仕留めて昨年8月29日の西武戦以来、プロ2度目の完封勝利。帽子を取り、天を仰いだ。

 前回登板の5日の楽天戦を前に、お笑いコンビ「霜降り明星」粗品のYouTubeを視聴。視聴後に、指名した本命馬を次々と着外に飛ばして競馬ファンに「粗品の呪い」と恐れられていることを知った。楽天戦は4回に4四球と急に崩れ、6回途中6失点。「粗品の呪いが4回に来た」と冗談めかしていた。

 今週は粗品のYouTubeチャンネルを封印。新着動画がアップロードされようが「スルー」を貫いた。3回まで走者を許さず、直球は今季最速となる152キロをマークしてスプリット、スライダーを織り交ぜ、散発3安打に封じた。「(呪いを断てて)良かったです。もう見ないっす」と笑った。

 右腕の快投に新庄監督も「5回から9回まで4分くらいの感じでした」と称賛。6回先頭の三森には、中継画面から外れるほど山なりで球場のスピードガンでも計測不能だった超スローカーブで幻惑し、続く129キロスライダーで遊ゴロに打ち取った。指揮官は「遊び心を自分に持たせる。幅を広げるという意味で投げていたら素晴らしい」と感嘆しきりで、伊藤も「幅を広げて選択肢が多い中で投げられた」と話した。

 東京五輪で金メダルを獲得した侍ジャパンの同僚対決を制し、リーグトップタイの4勝目。チームは自力優勝の可能性が復活した。「千賀さんに引っ張られていい形になったのかな」と伊藤。この日は「13日の金曜日」と「仏滅」が重なる不吉な巡り合わせだったが、「粗品の呪い」を解いた右腕には関係なかった。(清藤 駿太)

 《大谷以来8年ぶり》伊藤(日)が1―0の完封勝利。日本ハムの1―0完封勝利は20年10月28日オリックス戦のバーヘイゲン以来だが、札幌ドームに限ると14年9月13日オリックス戦の大谷以来8年ぶりとなった。また、万波(日)は4月17日ロッテ戦(10回=中越え本塁打)に続く1―0試合での決勝打。シーズン2度の1―0V打は11年の中田以来11年ぶりとなった。なお、日本ハムが勝利し楽天が敗れたため、日本ハムに自力Vの可能性が復活した。

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