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槙原寛己氏 朗希は大谷より上かもしれない 変化球駆使「3部構成」のピッチング

[ 2022年5月14日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ4―1オリックス ( 2022年5月13日    京セラD )

<オ・ロ>4回1死、頓宮から三振を奪った佐々木朗(撮影・長久保 豊)
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 【槙原寛己 視点】佐々木朗がこれまでとひと味違う大人の投球をした。初回から直球を狙い打たれていると見るや、2回からはフォークを軸に切り替えた。打順が2巡目に入ると130キロ台のスライダーを織り交ぜ、3巡目に入った6回からはカーブを使った。

 変化球をうまく交ぜる「3部構成」のピッチング。緩急がついて直球も速く見える。これまでの登板では初回からガムシャラに160キロ台の直球を投げ込んでいたが、この試合では意識的に150キロ台に抑えながら、ここぞという場面でギアを入れて160キロ台を投げて打ち取るという「直球の使い分け」をしていた。クリーンアップに回る勝負どころの4回は紅林を163キロと159キロの速球を続けて見逃し三振。頓宮をフォークで空振り三振に仕留めるとバレラは161キロで中飛。反撃の芽を摘んだ。7回1死から池田を161キロで空振り三振。最後の打者、野口にも163キロを投げている。

 無駄球もなく、7回を無四球の86球。球威にも体力にもまだまだ余力があり、そのまま9回まで完投できたと思う。4勝目はこれまでと違う「大人の佐々木朗」を感じさせてくれるものだった。

 比較していいのかどうか分からないが、ボールの角度や器用さを考えると、もしかすると佐々木朗は大谷より上かもしれない。どこまで進化し勝っていくのか、末恐ろしい。(スポニチ本紙評論家)

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