×

巨人・中田 15年目で初の送りバント「緊張しました」、8回に“打った瞬間”の特大弾でトドメ

[ 2022年5月14日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人5―2中日 ( 2022年5月13日    東京D )

<巨・中>4回、犠打を決める巨人・中田(撮影・河野 光希)
Photo By スポニチ

 豪快なスイングで球場を沸かせてきた男が、プロ15年目で初めてバットを振らずに沸かせた。巨人・中田がプロ初の送りバント。「初めてのバントで緊張しました。成功できて良かった」と語った。

 1―1の4回無死一、二塁。いつもの豪快な構えではなく背中を丸めてバントの構えをするとファンはどよめいた。初球はファウルとなったが、2球目を投前に転がして成功。直後の大城の二ゴロで勝ち越した。通算6245打席目は73年の張本勲(日拓)が記録した7669打席目に次ぐ史上2番目に遅い記録。原監督は「献身性のある選手。あそこは1アウトをあげてでも二塁、三塁にしたかった。よくやってくれた」と感謝した。

 小技だけでなく、持ち味の大技でも魅了した。8回無死一塁からダメ押しの3号2ラン。3番手・山本の初球、148キロ直球を左中間席上段に運んだ。打った瞬間に一発を確信し「しゃあ~!」と絶叫。主砲は「自分のスイングで一発で捉えることができた」と胸を張り、指揮官に「彼らしいね。非常に価値がある」と称えられた。打撃不振で4月22日に出場選手登録を抹消。2軍では雨天ノーゲームを含めて10戦6発と復調の兆しを見せて戦列に戻り、昇格3試合目で初アーチをかっ飛ばした。

 この日から新型コロナウイルス感染防止のために禁止されていたタオルを回す応援が3年ぶりに復活。中田の豪快なスイングに沸いたG党がオレンジタオルを振り回した。「チームの勝利のために全力でプレーするだけ」と中田。不慣れなバントをきっかけに、本来の輝きを取り戻しつつある。(小野寺 大)

 《張本に次いで2番目の遅さ》中田(巨)が1521試合目、6245打席目で自身初の犠打を決めた。プロ野球で初犠打まで最も試合数、打席数を要したのは、73年8月30日近鉄戦の3打席目で張本勲(日拓)が記録した1858試合目、7669打席目だが、中田は、試合、打席数とも、これに次ぐ史上2番目に遅い記録になった。なお、1500試合以上に出場し生涯犠打0は、ラミレス(D=1744試合)、田淵幸一(西=1739試合)、ローズ(オ=1674試合)と3人いる。

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2022年5月14日のニュース