三菱自動車倉敷オーシャンズが最後の椅子に座る ドラ1候補の広畑敦也が2失点完投

[ 2021年10月6日 15:20 ]

第92回都市対抗野球大会 中国地区第2次予選 第2代表決定戦   三菱自動車倉敷オーシャンズ5―2JR西日本 ( 2021年10月6日    津田恒実メモリアルスタジアム )

<三菱自動車倉敷オーシャンズ・JR西日本>先発し力投する三菱自動車倉敷オーシャンズ・広畑敦也
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 三菱自動車倉敷オーシャンズが2年連続9度目の本大会出場を決めた。今秋ドラフト1位候補で最速154キロを誇る広畑敦也(23=帝京大)が125球を投げ、7安打2失点完投。第1代表トーナメント初戦のシティライト岡山戦で3被弾し敗れた悔しさを晴らし、11日のドラフト前最後の試合を有終の美で締めくくった。

 「2点で踏ん張れたことが良かった。試合の中で修正できた。2年連続出る、とチームとしてずっと言ってきた結果だと思います」

 3回2死二塁から高めに浮いた直球を左翼席へ運ばれ2点の先行を許したが「インコースを狙って、高めにいってしまっただけ」とすぐに切り替えた。7安打を浴びたが、本塁打以外はすべて単打。打線が5回には逆転に成功し「楽に投げられた。7回以降はむしろ体が軽くなってきた」。終盤3イニングはすべて3人で片づけ、歓喜の瞬間を迎えた。

 この日は最速151キロを計測。5回以降は変化球主体に切り替え、的を絞らせなかった。4球団のスカウトが最終チェックに訪れた前でのアピール投ともなったが「仕事もあるので、普段通り過ごそうと思います」と平常心で運命の日を迎える。

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2021年10月6日のニュース