西武・多和田、戦力外 18年最多勝腕、自律神経失調症から実戦復帰に至らず

[ 2021年10月6日 05:30 ]

(左から)オリックスの吉田一将投手、西武の多和田真三郎投手、DeNAの乙坂智外野手
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 西武、日本ハム、オリックス、阪神、DeNAの5球団が5日、戦力外通告を行った。西武は18年最多勝の多和田真三郎投手(28)ら2選手に来季の契約を結ばないことを伝えた。

 多和田は18年に16勝を挙げて最多勝に輝き、西武の10年ぶりのリーグ制覇に貢献した。しかし、その後に自律神経失調症を患い昨季から登板がなく、今季は育成選手として復帰を目指していた。渡辺久信GMは「ブルペンには入ることができたが、2軍を含め実戦復帰には至らなかった。プロの世界なので来季の契約は難しいと判断した」と説明した。右腕は通算72試合に登板して29勝21敗、防御率4・17。本人は現役続行を希望しており、球団を通じて「6年間の短い間ではありましたが、たくさんのことを学ばせていただいた」とコメントした。

 ≪乙坂ら10選手≫DeNAは乙坂、中井ら10選手に来季の契約を結ばないことを通告した。乙坂は横浜高から11年ドラフト5位で入団。10年目の今季は17試合に出場したが、7月にNPBの新型コロナウイルス感染予防ガイドラインに基づく球団ルールに反する行為が発覚し、厳重注意と自宅謹慎処分を受けていた。中井は18年に巨人を自由契約になり、19年に入団。今季は12試合出場で1安打だった。

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2021年10月6日のニュース