ロッテ・マーティン「まだ折れている」けどスピード復帰&即先制打で涙!?今季絶望の予想覆した

[ 2021年10月6日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ2ー0西武 ( 2021年10月5日    ZOZOマリンスタジアム )

<ロ・西>復帰したマーティンは目をうるませながらファンの声援に答える(撮影・長久保 豊)
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 お立ち台で「目頭が熱くなっているのか?」と聞かれたロッテ・マーティンは慌てて「ノーノーノ―」と答えた。初回2死一塁、右中間フェンス直撃の先制二塁打。これが決勝打となった。

 9月19日の日本ハム戦で自打球を受け、右足甲を骨折した。昨季終盤も左足首捻挫で離脱し、首位争いをしていたチームは失速。「医者から診断を聞いた時は最悪だった」。ところが骨折判明から4日目。歩けるようになると1週間後には打撃練習を再開し、この日から4番で復帰した。

 離脱中には中村奨、荻野らが帽子に背番号79を記し、角中はマーティンのリストバンドを着用した。「キューバ、米国、日本で17年間プレーしてきたが、これほど最高な仲間はいない。僕のモチベーションになった」。今季絶望と思われた中でスピード復帰。首位オリックスとは1・5ゲーム差のままだが、チームは2連勝で役者もそろった。主砲は「まだ折れている」と言った。それでも戦う。仲間と、ファンのために。(横市 勇)

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2021年10月6日のニュース