和歌山大 アクシデントも何の、春秋連覇王手!直江リーグ戦初完封で快勝貢献

[ 2021年10月4日 18:15 ]

近畿学生野球第5節第2日   和歌山大3―0奈良学園大 ( 2021年10月4日    南港中央野球場 )

力投する和歌山大・直江
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 和歌山大が勝ち、春秋連覇に王手をかけた。5日の3回戦に勝てば優勝が決まる。しかし、敗れて勝ち点を落とした場合は最終成績が9勝3敗となり、8勝2敗で日程を終了した神戸大に勝率で及ばないためV逸となる。

 先発した直江奏乙(4年=神戸鈴蘭台)は2安打でリーグ戦初完封勝利。「高校時代はケガでほとんど投げてないので完封はなかったです。中学時代はありましたけれどね」と照れながらも大一番での快投に胸を張った。

 選手をはじめ和歌山大関係者は前日3日にアクシデントに見舞われていた。ナイターの試合を終えて和歌山に戻ると大学周辺の地域が大規模な断水となっていたのだった。直江は「とりあえず洗濯だけはと洗濯機に水をためて」乗り切ったものの風呂には入れず後輩の家でシャワーを借りた。食事も学生アパートでは作れなかったため、コンビニで食料品を確保したという。

 第3試合、神戸大が9回までリードされていたこともあって優勝決定の際の報道対応で球場に残っていた大原弘監督は「あした(5日)頑張ります」と言い残して球場を後にした。

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2021年10月4日のニュース