早大 リーグ史上初の2試合連続先発全員安打&全員得点 西垣も14K完封でアピール

[ 2021年10月4日 05:30 ]

東京六大学野球第3週第1日   早大19―0東大 ( 2021年10月3日    神宮 )

<東大・早大>初回1死、2者連続となるソロ本塁打を放つ早大・岩本(撮影・木村 揚輔)
Photo By スポニチ

 2回戦1試合が行われた。早大は東大に19―0の大勝。打線が23安打でリーグ史上初の2試合連続先発全員安打&全員得点を達成した。今秋ドラフト候補に挙がる岩本久重捕手(4年)が今季1号を含む3安打4打点。先発の西垣雅矢投手(4年)は毎回の14奪三振で、3年ぶりの完封勝利を挙げた。

 ドラフト前、最後のアピールだった。4番・岩本が2―0の初回1死から今季1号となる左越えソロ。「甘い球を振っていくことを考えていた。ホームランは狙っていなかった。今日は思うような打球が打てたので良かった」と振り返った。

 その後も二塁打を2本放って計3安打4打点。1安打に終わった前日の試合後に小宮山悟監督から「無駄なところに力が入り過ぎている」と指摘を受け、バットをコンパクトに振り抜くことを意識。結果につなげて「監督さんからお叱りを受けたので」とおどけた。

 先発の西垣もプロ入りへ向けて、大きくアピールした。142球を要しながら東大打線を5安打に封じ、毎回の14三振を奪った。7回終了時に交代を打診されたが、続投を志願。2季ぶりの勝利を18年秋以来、3年ぶりの完封で飾り「白星が付かなかったのは自分が5、6回でバタバタして降板することが多かったから。今日は丁寧に投げていこうと思った」と胸を張った。(川島 毅洋)

続きを表示

2021年10月4日のニュース