大谷翔平 最終戦“有終”46号先頭弾!本塁打王ならずも史上初の投打5部門「100」超え

[ 2021年10月4日 08:06 ]

ア・リーグ   エンゼルス7―3マリナーズ ( 2021年10月3日    シアトル )

<マリナーズ・エンゼルス>初回無死、大谷は右越え46号ソロを放つ(撮影・沢田 明徳)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(27)は3日(日本時間4日)、今季最終戦となる敵地シアトルでのマリナーズ戦に「1番・DH」でスタメン出場。第1打席に11試合ぶりの本塁打となる46号ソロを放つなど3打数1安打2四球で、日本人選手としては07年の松井秀喜以来14年ぶりとなるシーズン100打点をマーク、前人未到の投打5部門(投球回、奪三振、安打、得点、打点)での「100」超えを達成し、リーグMVPに大きく前進した。メジャー4年目の今季は、打者として打率・257、46本塁打、100打点、26盗塁、投手としては9勝2敗、防御率3・18の成績を残した。エ軍は7―3で勝利した。

 大谷が今季最終戦の第1打席でいきなり魅せた。先頭打者の初回無死、1ボール1ストライクから左腕アンダーソンの内角球を完ぺきに捉える右越え46号ソロアーチ。打球速度は約182キロ、飛距離は約127メートルで打球角度は20度。21日(同22日)のアストロズ戦以来11試合46打席ぶりの本塁打となった。この日までにメジャー史上初めて同一年に投手として100投球回、100奪三振、打者として100安打、100得点に到達しており、これで100打点を加えて5部門で100の大台に乗せた。本塁打王争いでは、サルバドール・ペレス捕手(31=ロイヤルズ)、この日に本塁打を放ったウラジミール・ゲレロ内野手(22=ブルージェイズ)に2本差とし、00年トロイ・グラースの47本の球団記録にあと1本とした。

 2回1死二塁の第2打席は、リーグトップとなる今季19個目の申告敬遠。左腕ミセビッチと対戦した4回1死の第3打席は見逃し三振で、5回2死三塁の第4打席はまたも申告敬遠。20敬遠は日本人選手では05年のイチロー(マリナーズ)以来16年ぶり、シーズン96四球となり、日本人選手シーズン最多四球をさらに更新。4死球と合わせて100四死球となった。左腕ドゥリトルと対戦した7回2死の第5打席は空振り三振だった。

 「45本塁打以上&100打点以上&25盗塁以上」は97年ラリー・ウォーカー、98年ホセ・カンセコ、99年チッパー・ジョーンズ、93年バリー・ボンズ以来、5人目。カンセコ以外の4人は当該シーズンMVPを獲得。大谷がリーグMVPに大きく前進した。

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