楽天・マー君 日米2500投球回達成も無援 リーグ最悪の援護率…国内復帰後初完投も2失点零敗

[ 2021年10月4日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天0―2ロッテ ( 2021年10月3日    楽天生命 )

<楽・ロ>4回を投げ終えたところで日米通算2500投球回の表彰ボードを受け取る田中将(撮影・篠原岳夫)
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 9回112球を投げ切り、ベンチから送った楽天・田中将の声援は届かなかった。国内復帰後初完投もチームは零敗で、後半戦初白星はお預け。初回の2失点が悔やまれた。

 「初回の入りが全て。自分の思い通りにボールが動かず苦しい立ち上がりになってしまった」。先頭の荻野の右前打、レアードの左翼線適時二塁打はともに高めのスライダーを叩かれた。それでも小山投手コーチと意見交換し、修正点を探った。4回には日米通算2500投球回を達成。7回無死一、二塁は2者連続でスリーバントを失敗させるなど、ボールに気迫を込めた。

 7月13日のソフトバンク戦を最後に7戦白星がない。その間、ハイクオリティースタート(7回以上、自責2以下)は5度もマーク。登板中にどれだけ打線の援護を受けたのか示す援護率は2.33でリーグワーストに沈み、好投が勝利に結びつかない無援が続く。石井監督も「本人は9回を抑えてチームを躍動させたかったはずだが…。援護できなかったけど素晴らしい投球だった」とねぎらった。(伊藤 幸男)

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2021年10月4日のニュース