大谷 今季を総括 二刀流フル回転の理由語る「トレーニングはもっとハードに。まだまだ上にいける」

[ 2021年10月4日 05:31 ]

マリナーズ戦前に今季総括会見を行った大谷

 エンゼルスの大谷翔平投手(27)が3日(日本時間4日)、シアトルでのマリナーズ戦前に今季を総括するオンライン会見を行った。メジャー4年目の今季は同日試合前時点で投手として9勝2敗、防御率3・18。打者として打率・257、45本塁打、99打点、26盗塁を記録している。

 以下、主な一問一答。
 ――今季は歴史的なシーズンを過ごした。ゆっくり振り返る時間はあったか。
 「ゆっくり振り返る時間はなかったですね。出続けてはいたので毎試合、毎試合ベストな状態で試合に出たいなとは思っていました」

 ――米国で二刀流で挑戦したい気持ちでやって来た。今季は期待通りの二刀流の活躍ができたか。
 「期待通りであったかは、ファンの人であったりとか監督、コーチが決めるのかなと思うんですけど、1年間大きなケガなく出続ければですし。逆に言えば、もっと早い段階で、こういう形をつくらなきゃいけなかったですし。ケガとかもありましたし、そういう意味では今年1年間ケガなくできて良かった」

 ――登板前後も試合に出続けた。今季、疲れが溜まっている時期はあったか。
 「あんまりそういう風に感じる時期はあんまりなかったかなと思います。同じような感じでずっと出てはいたので、リズム同じでずっとこれたかなと思います」

 ――なぜ、4年目でこれだけ活躍できたか。
 「もちろん手術をして、リハビリもいろいろな人に助けてもらってやれたっていうのは大きかった。環境が変化する中で1年目からケガをするのは左右できないことではありますけど。今年は特に大きい離脱をしないようにリカバリーの方をメインにシーズンを通してやってきたかなという印象です」

 ――このオフの過ごし方について。新たな試みやトレーニングの予定は。
 「基本的な流れは一緒だと思いますけど。トレーニングももっとハードなものにしたいですし、まだまだ上にいけると思っている。今年以上のパフォーマンスが出せるようにそういうオフシーズンにしたいと思っています」

 ――なぜ、今日(3日=日本時間4日)のマリナーズ戦を登板回避したか。その決断に至る経緯は。
 「いろいろな人と話して。もちろんポストシーズンがかかってたりとか、その先のシーズンがある中でもちろん投げなきゃいけない試合たくさんあると思いますけど。その中で監督もそうですしフロントの人もそうですし、いろろな人と話して、それがベストではないかなという判断でした」

 ――オフの予定について。帰国の予定は?
 「数週間ぐらいはこっち(米国)でやることやって(日本に)帰ります」

 ――来季はもっと投げ、もっと守備につくこともできるか。
 「基本的には任せてはいるので。どうなるか、ちょっと今の段階ではまだわからないですし。(登板)間隔を短くしたりとか、長くしたりとかっていうのは、基本的には任せているので、自分が安定した成績を出せれば、いろいろな起用法が広がっていくんじゃないかなとは思ってます」

 ――オフに契約延長の話が来たらオープンな気持ちで応じるか。
「そうですね。もちろんこの4年間、一番近くで支えてもらった球団ではあるので、オープンな気持ちでもちろん話すと思いますし、契約の話があるないに関わらず、まずは来年、勝てるように個人としてももう1回、しっかりオフシーズン過ごしたいなと思ってます」

 ――来季、自身の改善ポイントは。
 「そうですね。特に投球の方は今年1年、ちょっと探り探りの部分が多かったので、特に前半戦も、復帰して何試合かはやっぱり探ってる部分のほうが強かったので、もっと自信を持って投げれるように1年間を通して、自分のパフォーマンスが出来るようにやっていけば、より良いシーズンになるかなと思ってます」

 ――エンゼルスのオフの動きはどの程度気にするのか。それは契約延長の話に影響するか
 「どうですかね。基本的には、今いるメンバーがまずケガをせずしっかり、自分を含めて1年間やるっていうのが大前提なので。そのためのオフシーズンを過ごしたいなと思ってるので。その中でいろんな補強があると思うんですけど、楽しみにというか、来年1年、どういう選手と出来るのかな、というのも楽しみにしてます」

 ――なぜ大きなケガなく今季を過ごせたと思うか。
 「もちろん、慣れの部分もあると思いますし、3年間やってきて、どういうふうに1年間やればいいのかな、っていうのを知れたっていうのはすごく大きかったと思います」

 ――今季のように二刀流として毎日、プレーすることを今後も続けられるか。その自信は。
 「そうですね。やったことがないので、確信めいたものはもちろんないですけど。それはもうみんな、同じだと思うので。野手も投手も、どのぐらい後、続けられるのかなっていう予想でしかないですけど。1年1年、長く出来るようにみんな必死にトレーニングしたりとか、ケアしたりとか、そこはもう、他の選手と変わらないかなと思ってます」

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