Honda熊本、6年連続本大会へ! 打線爆発16安打14点の圧勝 4年連続で第1代表に

[ 2021年10月4日 05:30 ]

第92回都市対抗野球九州地区予選第6日   Honda熊本14-2西部ガス ( 2021年10月3日    北九州市民 )

<Honda熊本・西部ガス>第1代表を決め、マウンドに集まり喜ぶ、Honda熊本の選手たち(撮影・中村 達也)
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 第1代表決定トーナメント決勝が行われ、Honda熊本(熊本・大津町)が西部ガス(福岡市)を14―2で下し、6年連続15回目の都市対抗出場を決めた。Honda熊本は初回に稲垣翔太(28=明豊)、古寺宏輝(23=関東学院大)の連続適時打で先制。3回は石井元(28=明大)が3ラン。6回は7連打で大量6点を加えた。敗れた西部ガスは4日、第2代表を懸けて敗者復活トーナメント4回戦で沖縄電力(浦添市)を3―1で下したJR九州(北九州市)と戦う。

 猛攻の16安打でHonda熊本が6年連続出場をたぐり寄せた。理想的に得点を重ねる展開。先制は3、4番が決めた。「まっすぐか抜けたフォークボールだった」と稲垣が初回1死三塁に先制の三塁打。新人の古寺が2点目の中前打で続いた。中押しは6番の石井。「ホームランは4年ぶり。熊本に来てから初めて」という3ランを左翼席に叩き込んだ。三塁手で出番がなかったHonda鈴鹿から20年に移籍。新天地で二塁に定着し好守備でも貢献する。

 そしてダメ押しは6回2死一塁。5番・川島から2番・和田まで何と7連打で一気に6点をゲット。2回戦から3試合連続2桁の計44安打と打線が爆発し4年連続で第1代表の座をつかんだ。

 昨年都市対抗ベスト8の原動力となった4番で捕手の浜岡がオフに引退しコーチ就任。その不在を稲垣、古寺の3、4番コンビを中心に全員の底上げで埋めた。バントや走塁など細かいプレーも徹底して磨いた。守りでは3年目の高卒捕手、丸山が浜岡コーチの指導で成長し、大会3試合で2失点の堅守につなげた。投打の課題を解消して乗り込む東京ドーム。「鈴鹿でも8強が自己最高だった。今年はそれ以上勝って自分超えがしたい」と石井も腕まくり。Honda熊本がチーム一丸で8強超えに挑む。(中島 泉)

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