巨人 代打・大城が執念の同点打 9回2死崖っ縁「絶対に打つ気持ちしかなかった」

[ 2021年10月4日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人3―3DeNA ( 2021年10月3日    東京D )

<巨・D>9回2死二塁、同点の右適時二塁打を放つ大城 (撮影・光山 貴大)
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 崖っ縁で踏みとどまった。巨人は1点を追う9回2死二塁、代打・大城が右翼フェンスを直撃する同点の適時二塁打。カウント2―2と追い込まれていたが、気持ちがバットに乗り移った。

 「絶対に打つ気持ちしかありませんでした。負けなかったのは良かった」。先頭の岡本和が四球を選び、切り札の代走・増田大が二盗に成功。チームの執念でつくったチャンスで、今季18度目の引き分けに持ち込んだ。

 正捕手として期待され、チームトップの84試合で先発マスクをかぶってきた。だが投手陣の失点が目立った9月は、ベンチで原監督に配球面を指摘されたことも。前日までは2戦連続で一塁で起用され、この日はスタメンも外れていた。「残り試合も少ないが、全部勝つ気持ちでいる。最後まで諦めません」と厳しい状況下でも、力強く前を向いた。

 あす5日からは5.5ゲーム差に開いた首位・ヤクルトとの3連戦。原監督は「直接対決というのは望むところ」と気を引き締めた。(田中 健人)

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2021年10月4日のニュース