日本ハム 5カード連続負け越しで4年ぶり借金11 河野の好投が光明

[ 2021年5月31日 05:30 ]

交流戦   日本ハム1―4中日 ( 2021年5月30日    札幌D )

<日・中>5回1死満塁で登板し好投した河野(撮影・高橋茂夫)
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 日本ハムは中日に連敗し、5カード連続の負け越しで4年ぶりの借金11となった(17年終了時に23)。2年連続5位だった一昨年、昨年を超える借金を50試合目で抱えた。

 「引っ繰り返して勝利投手にしてあげたかったけど…」と栗山監督。河野が試合の流れを引き寄せる可能性がある投球を見せた。5回、アーリンから玉井への継投で3点目を失った後、1死満塁で登板。高橋に11球粘られながら投ゴロ併殺に仕留め、6回も3人で抑えた。これで11試合連続の無失点救援だ。

 開幕ローテーション入りしたが、入国制限で来日が遅れた外国人投手が合流すると中継ぎに回った。「悔しさもあったけど、もらったポジションで結果を出そうと思った」。常に全力勝負の土俵で、持ち前の腕の振りの良さと強気が生きる。

 5月30日は23歳の誕生日。「13個の四死球を出して、(少年野球の)監督の父に家まで走って帰らされた」という12歳のバースデーを思い出した。徳島で父に鍛えられた左腕がベンチの確かな信頼を勝ち取りつつある。

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2021年5月31日のニュース