ビシエドで中日交流戦単独首位浮上　「ボールがよく見える」好相性・札幌Dで今カード7安打と大暴れ

交流戦   中日4-1日本ハム （ 2021年5月30日    札幌D ）

＜日・中3＞4回1死、本塁打を放つビシエド（撮影・高橋茂夫）
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　中日は2カード連続の勝ち越しで、交流戦単独首位に浮上した。立役者となったのは、一発を含む2安打1打点のビシエドだ。

　2回に先頭で左中間二塁打を放って先制のホームを踏むと、4回には7号ソロでリードを広げた。「（本塁打は）失投の高めの球をしっかり捉えられた。今週はチームにとっても自分にとっても良い1週間だった」。交流戦は22打数11安打で打率.500。首位浮上のチームだけでなく、自らもT―岡田らと並び首位打者に立った。　

　「この球場はボールがよく見える」。札幌ドームとの相性は抜群で今カードは10打数7安打2打点。前回18年に訪れた際「おいしいおすしを食べた」とサーモンやマグロなど海の幸に舌鼓を打った思い出が強くあるという。今年はコロナ下で外食できなかったが、北の大地で大暴れした。

　与田監督は単独首位にも「一戦一戦、勝ちを増やしていくのは変わらない」と冷静。投打の歯車がかみ合った竜が、05年から始まった交流戦で初の頂点を目指す。（徳原　麗奈）