雄星 3勝目の権利持って降板 7回途中2失点 5回まで無安打の力投

[ 2021年5月31日 07:59 ]

レンジャーズ戦で力投するマリナーズの菊池(AP)
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 マリナーズの菊池雄星投手(29)が30日(日本時間31日)、シアトルでのレンジャーズ戦で今季10度目の先発登板。過去3試合に登板し2勝0敗と相性の良い相手に対し、4回2死までパーフェクト、初走者は12番目の打者3番ガルシアで遊ゴロ失だった。初安打は6回先頭の8番カルフーンで初球スライダーを右前打とされたが、続く9番トレビノをチェンジアップで三ゴロ併殺に抑えた。

 6回を1安打と圧倒していた菊池だが、7回につかまった。先頭の2番ソラックにスライダーを右前打、一死後4番ギャロにフルカウントから91・1マイル(約146・6キロ)の低めのカッターを右中間に2点本塁打。続くローに四球を与えたところで球数が104球に達し交代となった。

 降板時マリナーズが4―2とリードしており、今季の3勝目の権利を持ってマウンドを降りた。この日の菊池は特に直球に威力があり、5回7番カルバーソンへの4球目は98・5マイル(約158・5キロ)を計測。95マイル台が9球、96マイル台が15球、97マイル台が6球、98マイル台が1球と、コンスタントに速い球で押し込んだ。投球結果は6回3分の2を投げ、3安打1四球5奪三振、2失点。空振りは16個。今季10試合で8度目のクォリティスタートで、防御率は3・88となった。

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2021年5月31日のニュース