広島 今季最多タイ10得点!九里が初完投で5勝目 大量得点“呼んだ”中村奨プロ初打点

[ 2021年5月19日 20:59 ]

セ・リーグ   広島10―2巨人 ( 2021年5月19日    東京D )

<巨・広>2回を投げ終え、ベンチで笑顔で話す九里(左)と中村奨(撮影・森沢裕)
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 広島が巨人に10―2で大勝。4月27日DeNA戦(〇10―1)以来2度目となる今季最多タイ10得点と打線が爆発。先発の九里亜蓮投手(29)が6安打2失点の今季初完投で5勝目を飾った。コロナ禍でチーム事情が苦しい中、プロ初スタメンマスクとなった中村奨成捕手(21)も大量得点の“口火”となるプロ初打点の2点適時打を放つなど、5打数2安打2打点の活躍で勝利に貢献した。

 チームは17日に菊池涼、小園、正随と3選手の新型コロナウイルス陽性が判明。18日には球団独自の判断で今季ともに4番も務めた松山、西川らを含む8選手の出場選手登録が抹消されるという事態に。この日も坂倉と塹江がベンチ外となるアクシデントに見舞われた。

 そんな苦しい状況のなか、中村奨が「8番・捕手」としてプロ初となるスタメンマスクで奮起。1―1の6回、無死満塁のチャンスに大量得点の“口火”となる左前2点適時打。相手先発・高橋の投じた5球目、141キロのストレートを左前へ弾き返し、待望のプロ初打点を記録した。

 打線は6回、中村奨のプロ初適時打からたたみかけ、クロンにダメ押し4号満塁弾が飛び出すなど打者一巡の猛攻で一挙9得点。投げては九里が9回124球を投げ抜き、完投で5勝目。チーム一丸で巨人を撃破した。

 ▼中村(奨)選手タイムリーヒット「打ったのはストレート。何とか1点でも取れるように、内野ゴロでも良いという気持ちでいきました。九里さんが粘り強く投げているので援護点になって良かったです。」

 ▼田中(広)選手タイムリー2ベースヒット「打ったのはスライダー。良い追加点になって良かったです。」

 ▼鈴木(誠)選手タイムーヒット「打ったのはストレート。良い流れでランナーを還すことが出来て良かったです。」

 ▼クロン選手満塁ホームラン「打ったのはフォーク。しっかりと良いボールの捉え方ができました。得点圏にランナーがいるときにやっと還すことが出来て良かった。」

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