楽天・浅村　今季43戦目で本拠1号　「もう打てないんじゃないかと不安だった」

パ・リーグ   楽天3ー2日本ハム （ 2021年5月18日    楽天生命 ）

＜楽・日＞8回2死、ソロ本塁打を放ちグータッチをかわす浅村（撮影・白鳥　佳樹）
Photo By スポニチ

　今季43試合目での本拠地初アーチだった。楽天・浅村が2―2の8回2死、右翼に決勝弾となる3号ソロ。逆転勝ちで首位を守った。低めのツーシームを豪快に逆方向にはじき返し「右方向への長打はバロメーター。良いスイングができた」とうなずいた。

　昨季の本塁打王はもどかしさを感じていた。打率・321はリーグ2位だが、14打点は同25位、3本塁打は同23位。この日も早出でロングティーに取り組み「納得できる成績じゃない。ふがいない気持ちが強い」と漏らす。

　今年は東日本大震災から10年の節目。ホームでの活躍を誓っていただけに「今年はもう打てないんじゃないかと不安だった。ようやく1本出たけど遅いぐらい」。5回にも同点適時打を放って勝利の立役者になり、少し気持ちが晴れやかになった。（重光　晋太郎）