西武 今季ワースト借金3…辻監督、勝ち越し許した9回守備に苦言「あそこに逸れたら…」

[ 2021年5月19日 22:45 ]

パ・リーグ   西武5―6ソフトバンク ( 2021年5月19日    メットライフD )

<西・ソ>選手交代を告げた辻監督はうつむきながらベンチに戻る(撮影・尾崎 有希)
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 西武は1点差で競り負けて連敗。借金は今季ワーストの3となった。

 ポイントとなったのは5―5の9回の守り。1死三塁で、ソフトバンク・長谷川の飛球は左中間寄りに上がった。かなり浅いフライだったが、三塁走者の牧原大はスタート。左翼・若林からの返球は三塁方向に大きく逸れ、勝ち越しの生還を許した。

 ソフトバンクにしてみれば、たとえアウトになったとしても最悪、引き分けにはできる。辻監督もそれは承知で「向こうはアウト覚悟で、ギャンブルできていた」。しかし刺すことはできず「あそこに逸れたらアウトにならない」と振り返った。

 打線は計9四球を選んだ。9回も2死一塁で代打・岡田が粘って四球。一、二塁とチャンスを広げ、この日3安打だった若林に回した。若林は見逃し三振に終わったが「しつこく攻めていって、もう一歩まで持っていった。いい粘りだったと思う」と辻監督。打線の粘りを評価しつつ「勝ちきれなかった。悔しいね」と話した。

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2021年5月19日のニュース