阪神・佐藤輝 4番が意地見せた! 2三振のちサイスニード“KO”タイムリー

[ 2021年5月19日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神3ー14ヤクルト ( 2021年5月18日    甲子園 )

<神・ヤ(8)> 6回1死一、二塁、佐藤輝は中前適時打を放つ(撮影・後藤 大輝)
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 大差の中でも4番の責任は忘れない。阪神・佐藤輝が意地の一打を放った。6回1死一、二塁で好投のサイスニードの77球目、チェンジアップを中前にはじき返した。試合には勝てなかったが、相手先発をマウンドから引きずり降ろし、次回につながる“KO打”だ。

 「初球から積極的に打ちに行くつもりで打席に入りました。前の2打席やられていたけど、ランナーのいる場面で打つことができて良かった」

 チームのため応援してくれるファンのための一本だ。第1、2打席は連続空振り三振で前回16日の巨人戦から5打席連続空振り三振。4番として10試合目。音なしで終わるわけにはいかなかった。

 伸びた髪をスッキリとカットして臨んだ試合で守りでも魅せた。7回1死からの山崎の三塁線への打球を逆シングルですくい上げ、正確にワンバウンド送球。拍手を呼んだ。

 7日のDeNA戦での10号から本塁打の空白はプロ最長の8試合となった。それでも村上の12号のスイングを目に焼き付けて、虎の4番は闘志を新たにした。(鈴木 光)

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2021年5月19日のニュース