中日・福留が阪神・チェンの「謎」に鋭いツッコミ「通訳いらないだろ」 バットでも2安打で後輩粉砕

[ 2021年3月17日 18:46 ]

ウエスタン教育リーグ   中日13ー2阪神 ( 2021年3月17日    ナゴヤ球場 )

<教育リーグ 中・神>5回無死、福留は右前打を放つ (撮影・奥 調)
Photo By スポニチ

 中日・福留孝介外野手(43)が「3番・右翼」で出場し、阪神、チェン・ウェイン投手(35)から2安打をマークした。前回所属時の04年から4年間、チームメートだった左腕を攻略し「自分の有利なカウントで、1球で仕留められた。その点に関しては、いいんじゃないでしょうか」と手応えを口にした。

 1―0の3回1死一、三塁、右中間を破る2点二塁打を放つと、5―0の5回無死からは中前打で出塁。「こうやって打席も立たせてもらっているし、ゲームの中でやらなきゃいけないことをやる。ゲーム勘や投手との間合いだったり、全てにおいて順調に来ているのではないかと思います」。3打数2安打で、今リーグ出場9試合目で初めてのマルチ安打を記録。15打数4安打の・267まで打率を上昇させた。

 後輩の存在が刺激だった。「メジャーも経験して、自分でいろいろ考えてピッチングができる投手。駆け引きをやっているのも、僕自身も楽しい。1軍で投げる投手相手に、打席に立つ機会があったことは僕にとって、すごくプラスなこと」。試合前練習中には、通訳を伴ってあいさつに来たチェンに「通訳いらないだろ?日本語、全部分かってるくせに」とツッコミ。「間違ったことを訳していたら、分かるんです」の返答に「じゃあ、いらねえじゃねえか」と大ウケするシーンもあった。

 開幕へ、万全の準備はできている。「ファームでやっている以上、呼ばれたときに一番いいパフォーマンスができるように。それは僕だけでなく、ここにいる選手全員が思っている。今のところ、それができているし、変わらずに準備をしっかりしていくということ」。14年ぶりに復帰した古巣で、プロ23年目を迎える大ベテランが確実に状態を上向けてきた。

続きを表示

2021年3月17日のニュース