最強猛虎打線が開幕舞台の神宮も席巻!梅野だ、大山だ 18安打9得点の猛攻でチーム打率3割超え

[ 2021年3月17日 05:30 ]

オープン戦   阪神9ー6ヤクルト ( 2021年3月16日    神宮 )

<ヤ・神>2回1死満塁、先制の2点適時打を放ちガッツポーズを決める阪神・梅野(撮影・大森 寛明)
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 3・26開幕へ猛虎打線は視界良好だ。ヤクルトとの開幕前哨戦に18安打9得点の猛攻を見せて快勝。オープン戦のチーム打率はついに大台を超え、・303まで上がった。

 初回は3者凡退。150キロ超の速球を連発し、快調に映ったスアレスを2回に攻略した。大山が右前打で口火を切り、1死満塁の好機で梅野が応えた。カウント2―1から149キロのツーシームを逆方向に運び、走者2人を還す先制打を右翼フェンスに直撃させた。

 「結果として真っすぐ系でカウントを取りにくるところで、ちゃんと結果を出せて良かった。嫌なイメージを付けられたんじゃないかなと思う」

 3回は投手強襲の安打、6回2死一塁からは左翼線へ二塁打。3安打で気を吐き、開幕マスクをかぶる本番へ向けて存在感を示した。

 主砲の大山も負けていない。3回無死一、二塁ではカウント1―2からスアレスの148キロツーシームを左前にはじき返し、6日のソフトバンク戦以来、7試合23打席ぶりの適時打で追加点を奪った。「早く追加点がほしかったですし、追い込まれてはいましたが、自分のスイングができました」。2安打1打点で2年ぶり2度目の開幕4番へ、また一歩準備を進めた。

 陽川ら途中出場組も着実に安打を刻み、2回以降はすべて塁上をにぎわせた。特にスアレスは昨季3度の対戦で2勝を献上し、打率・127の苦戦を強いられた相手。3回までに6点を奪い、矢野監督は「嫌なものはしっかりね。そういうところでは、うちとしてはいい攻撃ができたかなと思う」と手応えをにじませた。

 オープン戦は4試合を残し、6勝2敗1分けでソフトバンクと並んで首位。12球団最多の14本塁打など活発な打線が大きな要因であることは間違いない。近年のイメージを激変させる「打ち勝つ猛虎」。開幕が待ち遠しい。(長谷川 凡記)

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