阪神・西勇に「死角」なし 今春最長5回を投げ2失点「いい感じで抑えられた」

[ 2021年3月17日 05:30 ]

オープン戦   阪神9ー6ヤクルト ( 2021年3月16日    神宮 )

<ヤ・神>5回2失点の投球を見せた阪神・西勇(撮影・大森 寛明)
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 何の心配もいらない。開幕2カード目初戦の30日広島戦での登板を予定する阪神・西勇は5回6安打2失点でオープン戦登板を終えた。2軍戦も含めて今春3度目の実戦で最長5回、最多86球を投げ、自身の開幕へ着実に歩みを進めた。

 「開幕まで残り少ないですが、自分のやるべきこと、細かいことをしっかり丁寧にやって開幕に臨んでいきたいです」

 初回は上位を7球で3者凡退。3回まで西浦の三塁への内野安打1本に抑えた。9―0となった4回に2点を失ったものの、大量リードの中で走者を置いてからの投球などを確認。しっかりとゲームをつくった。

 春季キャンプではぜんそくに悩まされ、2月23日に治療のため途中離脱。ただ、肩肘の状態は問題なく、帰阪後も独自で調整を積んできた。矢野監督も「まあ、申し分ないというか。今がベストの状態じゃないと思うんでまた上がると思うし、その中でゴロを打たせるところは打たせて、コントロールも“らしさ”は出ていた」と全幅の信頼を置いた。

 5日のソフトバンク戦は坂本とのバッテリーだったが、今回は梅野。「いろんな意味で見せるというか。配球パターン的には偏らずにいろんな球を投げながら。結構、いい感じで抑えられた」。西勇は投げなくても、開幕カードの相手だけに、工夫しながら結果も残した。(山添 晴治)

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2021年3月17日のニュース