V奪回へ「岩」と「岩」がラストピースだ 阪神の岩崎&岩貞が教育Lでともに1回無失点

[ 2021年3月17日 05:30 ]

ウエスタン教育リーグ   阪神4ー5中日 ( 2021年3月16日    ナゴヤ )

<阪神2軍・中日2軍>1回無失点の阪神・岩崎
Photo By スポニチ

 阪神の岩崎優投手(29)が16日、教育リーグ・中日戦(ナゴヤ)で今春初の実戦登板に臨み、2三振を含む1回完全で開幕へ向けた不安を払拭(ふっしょく)した。

 「特に問題はないかな。最初は特に何も考えず真っすぐで行こうと思っていたけど、ある程度納得する球が投げられたから、変化球も少し投げようかなと」

 1―1の5回からマウンドに上がり、石垣をすべて直球で3球三振、続く伊藤も見逃し三振、最後の遠藤を二飛に仕留め、13球で試運転を終えた。

 今春キャンプは慎重に調整し、沖縄組では唯一の実戦登板なし。3月に入ってからもコンディション面を考慮し、8年目で最も遅い初実戦へずれ込んだ。初めて経験する調整ペースにも迷いはなく、「週末にまた投げると思うので、そこでしっかり投げられるように」と19日からのオリックス3連戦でのオープン戦合流を見据えた。

 同じくコンディション面を考慮して2月28日のヤクルト戦以来、16日ぶりの登板だった岩貞も1回12球で無安打無失点。「ある程度球も走っていましたし、細かいところはこれから練習でもっと詰めていって、状態を上げていけるように頑張ります」とうなずいた。

 ブルペン陣に欠かせない両左腕の“始動”。報告を聞いた矢野監督は「映像とか見ていないけど、結果だけ聞いて良かったなと。開幕に向けて、サダ(岩貞)と優(岩崎)がしっかりやってくれたというのはチームとしては、不安材料がない形で進められる」と安堵(あんど)した。(須田 麻祐子)

続きを表示

この記事のフォト

2021年3月17日のニュース