阪神・チェンの春はまだ…3回4失点　右太腿付近に打球直撃の後、満塁弾献上

オープン戦   阪神3ー4ソフトバンク （ 2021年3月7日    ペイペイドーム ）

＜ソ・神＞ソフトバンク打線につかまり苦しい表情の阪神・チェン（撮影・大森　寛明）
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　移籍後2度目の実戦となった阪神・チェンがアクシデントに見舞われた。先発し2回に先頭・栗原のライナーが右太腿付近を直撃。三塁・大山が一塁に送球しセーフになったのを見届けると、両膝に手を付き、苦もんの表情を浮かべた。

　矢野監督らの心配をよそに続投したが、真砂に右翼線二塁打を浴びるなど3連打で無死満塁とされ、甲斐に左翼テラス席に運ばれる満塁弾を被弾。3回8安打4失点で、2回3失点だった2月28日ヤクルト戦に続く失点となった。

　「真っすぐを多めに投げてキレなどを確認したいと思っていましたが、まだもう少し上げていかなければ」

　患部については「今のところは問題ない。少し腫れがあるので、トレーナーの方と相談しながら練習していきます」と話すにとどめた。矢野監督も「たぶん大丈夫やと思う。（今後も）普通に登板していくと思う」と話したうえで「真っすぐのキレが上がると変化球も良くなってくるバロメーターかなと思うんで。（開幕までに）もちろん上がると思うよ」と修正からの上昇曲線を望んだ。