楽天ドラ1早川 被安打8本中6本が変化球、開幕3戦目デビューへ課題明確「見直さないといけない」

[ 2021年3月8日 05:30 ]

オープン戦   楽天2―3中日 ( 2021年3月7日    バンテリンD )

<中・楽>楽天先発の早川(撮影・篠原岳夫)
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 課題が明確になった。楽天のドラフト1位左腕・早川(早大)が先発で4回を8安打3失点。内定している28日の日本ハムとの開幕第3戦(楽天生命パーク)でのデビューに向けて、実戦の中で修正ポイントを確認した。

 被安打8本のうち、6本が変化球。見極められた理由を「打ち取りたいときに腕が緩んでしまった。見直さないといけない」と言った。4回から直球中心の配球に切り替えたが、既に球威とスピードは落ちていた。平田、木下拓に連続で浴びたフェンス直撃の二塁打はともに直球で「出力が落ちていた」とペース配分を反省。バンテリンドームの傾斜のきついマウンドの影響で上体が突っ込み気味になり、全体的に球が高くなってしまった。

 昨季、沢村賞に輝いた同じ左腕の大野雄から学ぶことは多かった。小山投手コーチは「腕の緩みを中日の打者が逃さなかった。大野君の投球は勉強になったと思う」と指摘。早川も「見習っていきたい。課題を徐々につぶしていければ」。開幕前の登板は残り2試合。宿題を終わらせて「3・28」を迎える。(重光 晋太郎)

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