開幕投手は譲っても、エースの座は…中日・大野雄がOP戦初登板で3回無失点

オープン戦   中日3ー2楽天 （ 2021年3月7日    バンテリンドームナゴヤ ）

＜中・楽＞力投する中日先発の大野雄（撮影・椎名　航）
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　オープン戦初登板となった中日・大野雄は3回2安打無失点。最速147キロを計測し5奪三振にも「バランス良く投げた球とそうでない球の差が激しかった」と低い自己評価。ただ、2回に昨季のパ・リーグ本塁打王・浅村に対し直球2球で空振りを奪い、最後はフォークで三振に仕留めた打席に「直球を打ちにきていたスイングで空振りは自信になる」と手応えを感じた。

　2年間の蓄積疲労から今春はスロー調整のため、開幕投手を福谷に譲った。それでも開幕ローテーション入りには「漏れちゃいけない。去年、あれだけ投げた投手がしてはいけないこと。3月から秋までしっかりやりたい」とエースの自覚は十分。与田監督も「ちょっと安心。開幕カード以外のどこかで間に合えば」と巨人との2カード目登板をにおわせた。