超高校級スラッガー、智弁学園・前川は「五分咲き」練習試合で1安打「甲子園までに仕上げる」

[ 2021年3月8日 05:30 ]

練習試合   智弁学園5ー4関大北陽 ( 2021年3月7日    智弁学園グラウンド )

<練習試合 関大北陽・智弁学園>7回 1死二、三塁 中前に2点適時打を放つ智弁学園・前川 
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 今秋ドラフト候補で高校通算30本塁打の智弁学園・前川は関大北陽との練習試合に「3番左翼」で出場。3打数1安打2打点の結果に「スイングの軌道やポイント、全部がズレていた」と険しい表情を浮かべた。

 3―0の7回1死二、三塁、チームメートから自身のものより軽めのバットを借り、中前へ2点打。「公式戦ではしたことがない」と柔軟に変化を求め、結果を出した。満足いく打撃内容ではなく「甲子園までに仕上げるため、一打席を大事にしていきたい」と前を向いた。

 小坂将商監督(43)は「重症ですね」と苦笑いし、かつてOBの岡本和(現巨人)も取り組んだロングティーなどの練習でスイングの軌道を修正させる方針を示した。

 この日は巨人、中日など3球団が視察。阪神・山本宣史スカウトは「高校生の左打者ではトップクラス。選抜で大阪桐蔭の投手にどう対応するかを見たい」と一線級投手との対戦が目安になるとした。(桜井 克也)

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2021年3月8日のニュース