ヤクルト・奥川 成長の2回零封、直球が“因縁”広島相手に通用した!

[ 2021年3月8日 05:30 ]

オープン戦   ヤクルト0-2広島 ( 2021年3月7日    マツダ )

<広・ヤ>ヤクルトの先発・奥川(撮影・奥 調)
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 厳しい自己評価が成長の跡を物語った。ヤクルト・奥川が広島とのオープン戦に先発し、今季初めての実戦登板で2回を2安打無失点。「緊張なくマウンドには上がれました」と言った後、反省ばかりが口を突いた。

 「(広島には)去年打たれたので、しっかり投げられたらと思ったけれど、全然ダメでした。フォームのバランスも悪いし、コントロールできていない」

 広島にはデビュー戦となった昨年11月10日の最終戦で3回途中5失点と打ち込まれた。高卒2年目右腕は、4回無安打の昨季新人王・森下との投げ合いで1点も許さなかったが、リベンジを果たしたとは思っていなかった。

 自身に求めるレベルが高いがゆえ。ポテンシャルの高さは随所に発揮した。キャンプから導入したマウスピースの効果でかみ合わせが良くなり、体の軸が安定。最速148キロを計測し、力強さが増した直球で押し込んだ。27球中13球投じた直球で前に飛んだのは3球のみ。安打はいずれも変化球を打たれたもの。初回2死一塁で松山を外角高めの144キロ直球で左飛に打ち取るなど、高めに浮いても芯で完璧に捉えさせることはなかった。

 理想は低めに決まる制球力だ。2月27日の楽天との練習試合。同じ右腕で憧れの田中将の投球をバックネット裏で観察した。「変化球も真っすぐも同じ投げ方で投げていた。ボールも低め低めに集まっていた」。超一流に間近で触れ、目指す道が再確認できた。

 高津監督は開幕ローテーション入りについて「もちろんありますし、いないことも想像しています」と語った。今後の結果と内容次第。近い将来のエース候補も「どんどん良くなるようにやっていきたい」と先を見据えた。(青森 正宣)

 ▽奥川のデビュー戦 昨年11月10日の最終戦となった広島戦(神宮)でプロ初登板初先発し、2回0/3を9安打5失点で初黒星を喫した。初回、先頭の鈴木誠にこの日最速の148キロ直球を二塁打にされ、1死一、三塁から松山に先制の2点二塁打を浴びた。松山には3回にも2ランを被弾し「状態はあまり良くなく、修正できないままズルズルといってしまった」と振り返った。 

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